母に胸キュン
妹が笑いながら「お姉ちゃん、聞いてよ〜。」と電話してきた。
我が家のおとぼけコンテストでは、毎回母が不動の1位の地位を築いているのだけど、またもやそんな母のズッコケ話だった。
ついこのあいだ地元のデパートでは、アンケートを書いて応募すると抽選で当たった人のお母さんにプレゼントを発送するという母の日のキャンペーンをしていたらしいのです。そのプレゼントというのが、母にとってとても魅力的なものだったらしく、母はこっそり妹の名前を拝借して、アンケートに応募していたのである。
そしたらクジ運の強い母のこと、まんまと当選していたらしいのですね。
応募したことすら忘れて生活していた母のもとに、送り主が妹の名前で母の日に小包が届く。
たまたま留守中だった母は帰ってきて不在届けを見ると、
「まぁっ、○○○(妹の名前)が私に母の日のプレゼント?」
と有頂天になり、小包が届かないうちに妹に電話をかけたのである。
「ありがとう!何を送ってくれたの!?」
「へ?」
妹もビックリである。
そして、母はそこで初めて、妹の名前を使って自分が応募した、例のプレゼントが当選していたという事実に気づくのであった。
見事だ…。
鮮やかなそのボケっぷりに拍手を送るよ、マザー。