血祭りになりませんように
最近、ユタンポ氏と一緒に早朝ウォーキングとラジオ体操をしています。早起きは三文の得と言いますが、数日前そのウォーキングの最中にこんな場面に出会いました。
いつものコースを半分終え、公園の入り口にさしかかったときのことです。(家に帰るにはこの公園を横切るのが近道)道路にパトカーが数台止まっており、公園の中には警察官の人たちが6、7人集まっていました。防弾チョッキのような紺色のベスト、帽子に安全靴、手には木製の長い棒を持っています。
ただならぬ様子に「何かあったのかなぁ‥‥」と思いながら、公園の中に入ろうとすると、警察官の一人が私たちをこう呼び止めました。
「気を付けてくださいね。猿が出たからね。」
「猿!?」と、私たちが目を丸くしていると、また別の警察官がこう言いました。
「そうだよ。お菓子なんか持ってると飛びついてくるよ。気を付けなアカンで。」
‥‥なんと、猿の捕獲のために、早朝から集まっている警察官さんたちなのでした。
たしかにこの公園は野鳥も多いせいで、カメラマンもよく見かけるし、野生の動物がそれなりに居るのかも知れません。でも、猿までいるとは思わなかった‥‥。
今日の夕方、その公園の近くを通りかかると、明日行われる夏祭りの準備が進んでいました。
「そういえば、あのときの猿は捕まったのかなぁ」
「まだ捕まってなかったら、明日の祭りの屋台とかが‥‥なぁ」
「ホンマ、夏祭りが血祭りになってしまうで。ハッハッハ」
などと、ユタンポさんとブラックなジョークを飛ばしながら、通り過ぎたのですが、‥‥真面目な話、ちゃんと捕まったのでしょうか?